川島 航

酒仙と暇人のための散文

フツカヨイの文学 その1

以前こんな文章を書いた。ステートメント_アルコール依存のケース🥃/川島 航|zonbipo (note.com)わざわざ読んでもらうのも忍びないので、主張したかったことだけ簡単にまとめると、「酒は楽しく飲むものなので、わざと依存しにいって、...
酒仙と暇人のための散文

あの酒で何が買えたか

鼠はおそろしく本を読まない。彼がスポーツ新聞とダイレクト・メール以外の活字を読んでいるところにお目にかかったことはない。僕が時折時間潰しに読んでいる本を、彼はいつもまるで蠅が蠅叩きを眺めるように物珍しそうにのぞきこんだ。「何故本なんて読む?...
酒仙と暇人のための散文

コーラを飲むと骨が溶けるらしい。酒は百薬の長らしい。

コーラを飲むと骨が溶けるらしい。というのはもちろん嘘っぱちだが、そう言い聞かされて育ってきたので、未だにコーラがあまり得意ではない。たまに飲むと確かに「うまい」とは感じるのだが、「身体に悪い」というイメージが先行してしまって、どうも心の底か...
酒仙と暇人のための散文

人間の幸福度はホッピーの濃さに比例するのか。

人と飲んでいる時にはホッピーを頼まないようにしている。あれは飲み過ぎてしまう。大学生の時に学んだことだ。今もそうだが、大学生の頃はできるだけ安く飲みたかったし、あるいはもつ焼き屋なんかに入った時にはホッピーを頼むのが、レジャーの一つと言うか...